今、わたしは愛する家族に囲まれ
パートナーからも大切に愛されながら
穏やかに、そして自由に生きています。

けれど、この場所にたどり着くまでには
決して簡単ではない、心の旅がありました。

 

過去のストーリー

 

子どものころ、わたしは「わたしが悪い」と思い込むクセを身につけていました。

なぜならそれは
母親から無意識に否定され誉めてもらえないことや
保育園の時には、周りの友だちからのいじめも経験し
しかもそれを誰にも話すこともできずに
誰にも気づかれないまま
心の奥に「わたしはどうせ愛されない」という思いを育てていたからです。

そして、その傷を抱えたまま大人になり
最初の結婚では「わたしが拒否される側」のセックスレスという痛みを経験することになります。

 

 

気づきと再起

 

30歳になったばかりのわたしは
女としてこのまま終わっていくことへの恐怖に飲み込まれ
夫から愛されるためにどうすればいいかもわからず
孤独という暗闇の中に沈んでいました。

何かがあるわけでもないのに、ふと涙が流れる日々。

でも、その涙は
「母であること」「妻であること」よりも
「女であること」を認めたい自分に光を当ててくれました。

 

そして、ふと気づいたのです。

「わたしが悪い」のでも、
「相手が悪い」のでもない。

本当に大切だったのは、
わたし自身が「自分の気持ち」を感じること。

自分で自分の想いを大切に認めてあげることを
今までできていなかったのだと、気がついたのです。

あぁ、私はずっと誰かのせいにして生きていたのだと
目が醒めました。

そこからすぐに、自分を大切に扱っていこう、と。
わたしは自分を再び育て直す旅を始めることにしました。

 

いまの私

 

その後、最初の夫とは離婚。
シングルマザーとして子どもたちを育てながら
恋をし、働き、たくさんの愛と挑戦を重ねてきました。

その頃に経験した男性相手のお仕事の中で
男女の性の意識にこんなにも違いがあるのかと気づき
「セクシャルカウンセラーとして、男女が苦しまないで愛し合えるようになるお手伝いをしたい」
と心から願うようになりました。

そこから再婚し
恋愛・セックス・心の学びを深め
セクシュアリティに特化したカウンセラーとしての道を
2011年から歩んでいます。

母との関係も、いまでは自然なものになりました。
新たなパートナーには、
ありのままのわたしを大切に愛してもらっています。
子どもたちとの日常も、かけがえのない宝物です。

傷ついた過去も、愛に満たされた今も
すべてが、わたしという存在をかたちづくってくれました。

 

あなたへのメッセージ

 

だからこそ、いま、伝えたいのです。

「本当の自分を愛して生きること」も
「快感に素直になって愛し合うこと」も
自分の感情に素直になることは、
女として本来の喜びを取り戻すことだよ、と。

あなたも、わたしも
愛されるために生まれてきたのだもの。
どうかそれを忘れないで、思い出してみてください。

セクシュアリティをひらくこと
セックスを大切にすることとを
いま、恋や愛に悩んでいるあなたの心に
お伝えできたらと思っています。

恋も、愛も、セックスも──
あなたが諦めなければ、必ず手に入ります。
あなたがあなたらしく、愛され、感じ、自由に生きるために。
わたしは、あなたと共に歩きます。

 

あなたの日々が、
身も心も、望む愛で満たされますように。

 

セクシャルカウンセラー
右京みさほ