根本さんへ。今度その理由をこっそりと私にだけ。耳元で教えてくださいね。
①根本さんへ。肌を重ねたら「好き」になっちゃう。これって男性もあるのかしら?
②みさほさんへ。男には恋とセックスが別という思いがあるのかも。
③根本さんへ。「ハンター女子の秘密の暗号」のこと。
④みさほさんへ。男にとってオナニーが日常、セックスは夢の世界。
⑤根本さんへ。愛される女性は毎日がオナニーです。
⑥みさほさんへ。愛する女性がセックスが素直に好きだって振舞ってくれたら最高です。
根本さん、こんにちは。
今回、根本さんからいただいたお返事は全然悲しくならなくて、むしろ笑顔になれちゃうような。
ねぇ。後ろからギュってして…と。
思わず近くにいる人(夫とか)に言ってしまいそうになるくらい、男性のシンプルで大きな愛をもっと近くで感じたくなるものでした。
それに、女性は存在しているだけで、それだけで男性を元気にさせることができてしまうかもしれないなー、なんて。
そんな優しい感覚が、私の中に現れたりして。
性癖に関しても、そうなのかと。
役割で見てしまうから、奥さんもお母さんにしちゃうところがあるなんて。
それならお母さんと見られる前に、オンナとしか見られないくらいに、自分でオンナを楽しんでいたらいいのね。
もっともっとオンナであることを楽しんでしまおうと、心に誓ったのでした(笑)
そして今度。私がSだということがバレバレな理由を「こっそりと私だけ」に教えてくださいね。
こっそりと。
根本さんの口から聞きたいのです。
…と。もしかして、こうやって相手の口から言わせようとしてしまうところがSっぽいのかな。
私の性癖であり、私の興奮ポイント(笑)
セックスにおいて、重要になるのがお互いの性癖です。
今の私が服を着たまま男性だけが裸になって、「こんなことしててもいいの…?」と男性の耳元で囁き、男性を興奮の極致へと導くことができてしまうのですが、過去の私は男性からされるがままに応えていればいいし、そのほうが自然なことなのだと思っていたセックスしか知りませんでした。
男性がS。女性がM。
勝手な思い込みでしかないのに、ほとんどの女性がそう思っている幻でもありますよね。
男性に気持ちよくしてもらうのがセックスであり、女性はその男性の愛撫に応えておけばいいだなんて。
だからお口でしてあげる行為フェラチオは面倒くさいだけだし、できることならやりたくない。
なので男性って気持ちよくなるために女性を愛撫したり腰を振ったりして大変だなー、これも男性に生まれたから仕方ないことなのかしら?くらいにしか思っていませんでした。
そして、その幻を信じているとどうなるのかというと、セックスがつまらなくてワンパターン化してしまい、気持ちよくなるためには一番大事な「興奮」が遠ざかってしまう。
そうです。
セックスに飽きちゃうのです。
せっかくお互いに気持ちよくなれる行為なのに、飽きてやりたくなくなってしまうなんて、悲しいですよね。
それに男性は出したい気持ちがあるので、愛する人と一緒に出せないのであれば、残念だけど、たまには違うお味をいただきたい、他の人と関係を持ちたい、他の女性に溜まったエネルギーを吸収してほしいってなるのではないかしら?
浮気って、浮いた気持ちですものね。
浮き出たエネルギーを自分一人では抱え込むことができずに、誰かに感じとってもらいたい。
女性の浮き出たエネルギーも、然りです。
男性の場合は出したいエネルギーだし、女性の場合は吸収したいエネルギー。
そのエネルギーの高まりが一致したときに、たとえお互いに既婚者だったりパートナーがいたとしても、求めあってしまうものなのだと思うのです。
でも、本当はお互いに愛する人と満たされていたら、きっと満足。
そのための深い結びつきをつくるのが「性癖」という、自分の中にある興奮ポイントになっていくのです。
私はよく「彼の性癖を知っていますか?」とセックスレスやセックスでお悩みの方に、聞いてみます。
そこで一番多い答えはなんだと思いますか?
きっとたくさんの方のお悩みを聞いていらっしゃる根本さんなら、ご存知だと思いますが、そうです。
「知りません。わかりません」
なのです。
そして、次に多いのは、
「彼はノーマルだと思います」
というお答え。
ではノーマルって何でしょうか?
調べてみたら「正常。正規。標準的」とありました。
うんうん。
正常な体位で、正規な前戯をこなす、標準的なセックス、ということになりますよね。
…でもね。それって誰の標準ですか?
とも思うのです。
レジェンド加藤鷹さんくらいの1万人規模でセックスしたら、標準がわかるかもしれません。
でもとりあえず100人とセックスしても、標準なんてわからないかもしれませんね。
それと、
男性が処女信仰なら、
女性はノーマル信仰。
ノーマルこそ愛と思っていたい、女性がこの世にたくさんいます。
だけど、根本さんからいただいたお返事で、どうしてノーマルがいいと思ってしまうのかがわかったような気がします。
それは、男性の処女信仰があるからこそ、なのではないでしょうか。
何も知らないでいて欲しい
自分から行動しないで欲しい
綺麗なままでいて欲しい
その願いを女性は女性性という本質で汲み取ってしまい、ノーマル(正規からかけ離れたプレイをしないこと)こそ「愛」という、いわば都市伝説が蔓延しているのかもしれませんね。
私は男性相手(風俗)のお仕事を経験したことがあります。
そして、今、こうやって女性と向き合っていくお仕事をしていて思うのですが、風俗嬢を技術的にも「プロ」と思っている方がとても多くいらっしゃいます。
当然、お金をいただいて男性と裸と裸で向き合うので、プロといえばプロなのでしょう。
だけど、内容がよほどレアなお店ではない限り、特にスペシャルなことはしていません。
ただ、根本さんのお返事に書いてあったように、自分のやりたいプレイができるかどうか。そこってとっても重要ですよね。
そして、「えー無理」とか「そんなの気持ち悪いー」って言わない子。その願望を受け入れてくれるお店の子に、男性は心を開いていく。
そういう子は、とても人気があるのです。
もちろん見た目に惹かれたり、他の要因もあるとは思いますが、「受け入れてくれる」ことが、男性の出したい願望を満たしていく。
そして何度も書きますが、以前の開花する前の私は、男性がSで女性がMだと。
いわば「ノーマル」なプレイしかできませんでした。
なぜならそれは「恥ずかしかった」から。
本当は、目隠しとか、ソフトSMとか。
愛する人と2人でラブグッズを使ってみたりして、ノーマルから外れてみたかった。
でも、私の中にある「女性から言うなんて…。普通は男性から言うものでしょ?」という固定観念が恥ずかしさを生み出し、私はそのことを最初の夫に伝えることはできませんでした。
あ、でも1回だけ、「目隠しされたい」って言ったことがあるかも?
だけど、断られたような避けられたような気がして、もう2度と言えなかったような気がします。
言えないは癒えないですものね。
私の心は満たされないまま、いつもカリカリしていた奥さんになってしまって…
それに、セクシャルエネルギーが溜まると、怒りになりやすいもの。
本当は自分でどう愛して欲しいのか、どんなセックスがしたいのかを吐き出せば(伝えれば)いいだけなのに、自分からそれをせずに相手を責めて怒る。
そして、夫が私から遠ざかっていく。
最悪なパターンの夫婦関係しか築けませんでした。
でも、今の私は根本さんと同じように、自分の性癖をパートナーには伝えることができます。
むしろ、伝えないと始まらないという思いが、恥ずかしさを超えて「伝えよう」という気持ちにさせてもくれます。
だって、最初の結婚の二の舞、三の舞はしたくないですし、たくさんの経験で『性癖を伝えたところで嫌われない』がわかったからかもしれません。
それはどうしてかというと…
私がたくさんの男性の性癖を見てきて、嫌わなかったから
です。
受け入れてあげることで喜びと感度が増し、それがストレス発散(出す)に繋がるんだ。
お仕事を頑張れたり、家族を守ろうとする気持ちに繋がるのだと。
私がオンナを楽しむことで、自分の中の女性性が高まったこともあるのかもしれませんが「受け入れよう」とする力が高まることで、男性の性癖も受け入れることができました。
だから逆に、私の性癖も受け入れてくれるのを知っているし、受け入れてくれない人とは「さよなら」するだけなのです。
女性が自分の性癖に気づくにはどうしたらいいのでしょうとありましたが、それはきっと「世の中みんな変態」って知ることだと思います。
エッチっていう言葉。
エッチのHは、変態(HENTAI)のHって、子供の頃に聞いたことがあります。
子供心に、なんか変態なんてイヤだなーって、変態にはなりたくないし、変態とは関わりなくないなってそう思った記憶があるのですが、でも実際なところ。
街行く人たち、みんなが変態です。
本当は縛られてみたかったり、縛ってみたかったり。
外でしか興奮しなかったり、誰かに行為を見てほしかったり。
痴漢だって、盗撮だって。
あれはAVの世界。
あれは幻想と言いながら、実際にやってはいけないからこそ「願望」が渦巻くのですよね。
通勤途中やお仕事中に、みんなが想像したり、動画を見たり、検索したりしてしまうほど、ドキドキしたりムラムラが大好きな、変態な生き物なのです(四六時中ではないとは思いますが)
しかも、今や女性向けAVだってたくさん出ていますよね。
女性だって、セックスが大好きな変態です。
そうそう。風俗のお仕事をしているとき、私はイメージプレイを得意としていました。
だけど、最初の頃は「私、普通じゃないことできません」って、できないと勝手に決めつけて、そういうお客さんは私には回さないでほしいとお願いしていました。
でも、お店の常連さんだし安心だからやってみたら?ということで、最初にイメージプレイをしたのが「たかし」と名乗る男性です。
たかしは、私にお母さん役を求め、自分は高校生の息子役をご希望とのこと。
そして、何も台本などないのですが、「お母さん、ずっとこうしたかったんだよ…」と、いきなり抱きついてきて。
なので私は咄嗟に「たかし、やめなさい!お父さんが帰ってきたらどうするの?」と抵抗をする…みたいな感じで。
初めてにしては、親子のせめぎ合い的な感じで、いいイメージプレイができたんじゃないかと未だに忘れられません(笑)
でも、「たかし」はどう見ても30代前半の、丸々としたドラえもんみたいな人だったんですけどね(笑)
えー、あなた高校生に見えないし。
何言ってるの?
となったら、たかしの心は傷ついたかもしれませんが、私はたかしの好きなプレイを受け入れてあげたことで、たかしは満足して帰っていきました。
こんなプレイで、男性って満足するんだ!って、すごくビックリ。
さらにね、もう1つビックリしたことがありました。
それは、「イメプレで興奮する私がいる」と気がついたことなのです。
私もなんだか楽しかった。
挿入する、しないがセックスだと思っていたのに、そうじゃない世界があるなんて!と。
私が自分の中の変態を許可したことにより、プライベートでのセックスでの満足度も感度も、すごく高まっていくことができたのでした。
どうやら私は「たかし」によって開かれたのでしょうか(笑)
あと面白かったのが、ゴルゴ13ごっこみたいなのを求めてきた方。
「背中を見せちゃダメ」を、プレイでしちゃうのです(笑)
どうしてその方がその「見せないこと」に興奮するのかは、詳しく聞いていないのでわからないけれど。
だけど、お互いに背中を見せずに「殺気を感じるようなプレイ」をしました。
世の中、いろいろな趣味の人がいるものですね(笑)
でね。この事実を、世の中の女性は「知らない」のです。
自分を普通(ノーマル)に愛してくれることがセックスだと。
それから逸脱することが怖いし、許せない。
女性のほうが本来愛の器が小さいことを、もっと知っておいたほうがいいと思うのです。
だけど、男性は器が大きいからと言って女性を傷つけたくない気持ちが勝ってしまうから、女性には自分の性癖を言い出しにくい。
では、女性から自分の性癖を打ちあけていくためにはどうしたらいいのか?
そこでまずは男性に、
「知らないから教えて?」と、
自分から相手に言ってみてねと、私はそうお伝えしています。
いきなり性癖を告白しようとするなんて、何も準備もなく富士山を登ろうとするくらい、無謀で怖いこと。
それよりも、まず公園に砂山を作って、二人で遊んでみたほうが、楽しいし簡単です。
そのための最初の一歩が「知らないから教えて」なのです。
そして、そこから今度は言葉のキャッチボール。
次に会った時は、「今度は、こんなことしてみたいんだけど…」と言ってみて、そこからどんどんいろいろなプレイができるようになる。
それでも今度はこんなこと…と伝えるのが恥ずかしいなら、「ananのセックス特集で読んだんだけど…」とか、「ママ友が言ってたんだけどね…」など、誰かから聞いたんだけどというワンクッション置いてみると良いと思います。
そして、いろいろ経験していくうちに、自分の性癖に気づいていく。
経験して、受け入れてみて、違うならやめていく。
これが自分の性癖を知ることになるのだと思います。
AVを見たり、官能小説を読んでみるのもオススメですが、やっぱり実践に越したことはないなと。
なので、華麗なる変身ではなく、華麗なる変態になろうって。
世の女性の心に許可が降りたらいいなぁと、そう思っています。
でも、いろいろチャンレンジしていく中で、セックスのときに痛みを感じる女性がいらっしゃいます。
男性は心が痛むのかしら??
心と身体が繋がっているのだとも思うのですが、心のプロの根本さんなら、なんとアドバイスされますか?
セックスと痛みの関係。
根本さん、教えてください♡
セクシュアルと心の扉を開けて
人生を輝かせたいと願うあなたを
心から応援しています。