彼の気持ちを知りたくなった時は…

 

愛の基準

とか

愛の平均値とか。

 

 

愛という心で感じる感情は本来
数値ではなくて「ただただ感じるもの」ですが
なぜか私たちはこの世に生まれ落ちた日からずっと

を気にしてしまいます。

 

そして量とは測れるもの、ですよね。
さらには
自分の中にある「曖昧な基準」によって、一気一憂できるものだったりもします。

 

 

一番最初は「おかあさん」からの愛情でした。

どんなにお母さんのことが嫌いでも。

どんなにお母さんのことが大好きでも。

私たちは「お母さんからどう愛されているのか」ということばかりを気にして、「いっぱい愛して欲しい」と量を気にしてしまいます。

(もちろん、お母さんじゃなくて、お父さんだったり、育ててくれる人だったりもするかもしれませんが)

とにかく「一番近く」にいてくれる人の、愛を測りたくて仕方ない。

それが、生きとし生けるものの性(さが)なのか、「愛は上から流す」を本能的にDNAで受け継いできているからなのでしょうか。

 

 

愛は測るもの、として

心に癖づいてしまっているのですね。

 

 

 

そうして、いつの間にか自分でも気づかないうちに「愛の物差し」が完成します。

 

 

この愛の物差しは、目に見えないのにいつも持ち歩いていて、いつでもどこでも誰にでも、ササっと測ってしまえる便利な道具になり、友達に使ってみたり、学校の先生に使ってみたり。親戚のおばさんや、挨拶を交わす程度のご近所さん。そんな風に大人になるにつれて、お母さんの愛情を測るためにあった愛の物差しが、外側へ外側へと使われるようになっていくのです。

 

 

そして、もしかしたら今。

目の前にいる愛する人の愛情を測ってしまっているのかもしれませんね。

 

 

「彼の愛はどのくらいあるのだろう」

「彼はわたしのことを愛してくれているのかしら…」と

むしろ、この人の愛を測るために愛の物差しが作られたんだわ!と感じるくらいに。

 

 

彼の愛を測りたくてはかりたくて、仕方ないのかもしれませんね。

なんとなく…

ただなんとなく「この使い方、違うんじゃないかな…」と思いながらも。

 

 

でも、それは何も悪いことではありません。

むしろ「それが恋」です。

 

もう30代だから

もう50代だから

こんな風に彼の愛をテストしたくなるなんて、私が間違ってるのかも…と、思わなくても大丈夫です。

 

 

ただ、愛を測ることが癖づいていただけ。

「外側」に意識を向けて、自分で自分を愛することを忘れてしまっただけなのです。

 

 

以前、濃密開花コースのYさんとのやり取りの中で

『自分の気持ちを伝えるをやってみよう!とコミットしたら、新しい世界が見えてきました。」

というメッセージをいただきました。

みさほさん、12月から彼の愛情をテストしたり、自分は愛されていないのかも?という段階を経て、今回、怖い怖いと思っていた「自分の気持ちを伝える」をやってみよう!とコミットしたら、新しい世界が見えてきました。

私は愛されている。私は自分の世界を創造できるんだ、ということです。

みさほさんが、パートナーは鏡だとしたら、彼はもっと寂しさをかかえていたり、我慢しているのかもしれないね、と教えてくださったことが大きかったです。

彼の視点に立ってみると、彼も私を通して「自分は愛されていない」という彼の思う現実世界を引き寄せているということですよね?
私も彼と同じことをしていて。

だけど、私は愛されているの?を乗り越えて、心配するよりも「愛する」という能動的な方の世界へ足を踏み入れられたと感じました!
こういうこと?みたいな。

まだまだ、どちらの世界も行ったり来たりすると思いますが、本当に自分の世界は自分が生み出しているということなのですね。

 

いつもお母さんに100点を求められて、少しでもその期待に応えられないと心のどこかで自分自身を責めるという「愛」のかたちが、Yさんにはありました。

お母さんのために、いい子でいよう

お母さんのために、期待に応えよう、と。

Yさんがお母さんからの愛を感じたいから

お母さんの喜ぶ顔がみたいから。

愛の物差しで測ったときに、いっぱいの愛を感じるための、いつの間にか握り締めてしまった「我慢」がそこにはあります。

 

 

彼に100点(の愛情)を求めてしまう気持ちが出てしまったりしたのも、愛の物差しを持っていたから。

そして、それと同時に彼に対して自分自身を重ね合わせて「100点を求めてしまったら、かわいそう」という気持ちが湧き上がり、それなら誰も傷つかないようにしようと、自分の本音を出すことをやめさせてしまっていたのかもしれませんね。

 

愛の物差しがあるからこその、我慢がそこにはあったのです。

 

きっと、彼もYさんも

愛に臆病で、でも愛し合うことが本当は大好きで

そのために愛の測りあいっこをしていただけ。

でも、それでは「お互いを鏡」として意識はすれど、関係性が深まるまでにはすごーーーく時間がかかってしまうことでもあります。

 

だけどもう、Yさんは愛の物差しのある世界から抜け出して「自分の気持ちを言葉にして伝えてみる」という、自由な世界に飛び出すことに挑戦されました。そして、その挑戦によって「私は愛されている。私は自分の世界を創造できるんだ」に気づくことができたということは、本当に素敵なこと。

 

 

愛に対する、本当の自信になったのではないでしょうか^^

 

 

 

 

 

わたしたちは恋をすると、途端に「愛の物差し」に頼りたくなってしまいがち。

でも、彼の気持ちを知りたくなってしまったときは

愛の物差しのない世界で

自由に愛を表現してみること。

 

 

ただ、その世界を選択するだけでいいのかもしれませんね^^

 

 

 

 

愛は測るものではなく

感じ合うものだから。

 

 

 

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