愛で寂しくなる世界は、もう終わりにしよう。
秋も深まり、今日の大阪は寒いです。
なので次男に「今日は寒くなるみたいだからシャカシャカ(ウインドブレーカー的なるものの、我が家での呼び方)着た方がいいよ」と言ったのですが、そんな母の声など気にせずTシャツ1枚で元気に学校に行きました。
そして私はいま、暖房をつけるほどでもない少しの肌寒さを感じながら、ホットミルクにシナモンをかけて飲んでいるところ。
あなたはいかがお過ごしでしょうか?
先日のこと。
大学3年の長男が、実習に通うために我が家に帰ってきていました。
約25日間。大学に入ってからずっと一人暮らしをしているので、こんなにも長く一緒に過ごすのは本当に久しぶり。
朝晩のご飯をちゃんと作ってあげたり、洗濯をしてアイロンをしてあげたりと、家族が一人増えるとその負担も増えて少し面倒だなと思いつつも、だけど面倒だという感情よりも、こうやってまた一緒に生活できることが嬉しくなって、少しだけ気合を入れて「お母さん」をした25日間でした。
ま、いつもは(ちゃんとしてない)だけなのですけどね笑
日頃からしっかりとできていたら、気合など必要ないことなのかもしれませんね。
ただ、面倒だなと感じていた日々も、残り少なくなったころ。
急に「また離れて暮らすの寂しいなー」って、そんな感情が湧いてきました。
と言っても、同じ大阪府内にいるし、たまに帰っても来る。一年に一回しか会えないとかそんなことでは全くないのに「いるのが普通」みたいに錯覚してしまうと、離れていくことに寂しさが募るのは何故でしょうね。
だけど子供は私の私物ではないし、ましてや二十歳(いい大人!)
むしろ巣立って行ってくれることが喜びです。
愛は、時に私たちを孤独にさせます。
人
動物
もの
出来事
自分以外の何かと関わっていく中で(愛し愛されることの喜びを一瞬でも感じたことがあれば)、その一瞬の喜びを失ったと感じたときに、寂しくてたまらない気持ちにさせるのですよね。
そして、中でも喪失感を強く感じやすいのが「恋」なのかもしれません。
恋という漢字には「心」という文字入ってるくらい、家族や動物、物や出来事では得ることができない別世界の「愛」を受け止めたり伝えたりして、自分の内側(心)が愛でいっぱいになる。
そして失恋をしたときに始めて「心が愛でいっぱいになっていたこと」に気がついて、それがもう手に入らないことが悲しみを生むのね。
まるでこの世で一人ぼっちになったかのような孤独に陥らせるのは、心が愛で満たされていたからこそ、なのではないでしょうか。
(失恋してもそれほど傷つかないで済んでいるのなら、愛で満たされる関係ではなかったからかも)
よく「失恋したけど、カレを忘れられない」というご相談をいただきます。
恋が終わったからといって忘れる必要もないのかもしれない。
だけど「もう、いない」ということにフォーカスしてしまうと、どんどんと忘れられなくなって執着しているような気がして苦しみが増すのですよね。
だから忘れられないのではなくて、苦しみから逃れるために「忘れてしまいたい」というのが本音、、、なのかな?
今回、長男への寂しさがブワッと湧いて
ブワッと一瞬で消し去ることができたのですが
この方法は恋愛にもとても有効です。
それはね
愛しているよと勝手に思っていればいい
それに気がつくだけ、です。
心で、そう思っていること。
愛する人が傍にいなくなったとしても、心にはまだ愛を残しておいてもいいと自分に許してあげること。
それだけで寂しさだけでなく執着心までも軽くなって「いつでも手放すことができる」、その勇気に変わっていきます。
私たちは愛されたいという思いにこだわりすぎて、愛することの素晴らしさを忘れてしまいがちな生き物です。
だけど愛されようとして愛に執着するよりも、自分からの「愛しているよ」という想いを自由に羽ばたかせたほうが、自分への愛が大きく還ってくることを、本当は無意識で知っているのですよね。
長男に対しての寂しさは「遠くにいても愛してるよ」と想った瞬間に消えていきました。
きっとこれは家族に対してだったからで、恋の相手だったらもう少し時間がかかるかもしれませんね。
愛しているよ
愛しているよ
愛しているよ
いつでも何処でも、何度でも何度でも、そう思っていいのです。
少しずつかもしれないけれど、あなたの心が満たされていくのを、自分で感じることができたらいいなと思います。
愛で寂しくなる世界から
愛で満たされていく世界へと
あなたは飛び立つことができるのだもの。
だから無理やり忘れようとしなくても大丈夫。
心の中から自然と消えている日が、きっと来ると思います。
(そんなときにフッと、新しい恋のお相手が現れたりしますよね^^)
カードリーディングや私からのメッセージ
その他、講座やカウンセリングの先行案内をお届けしています。
お気軽にご登録くださいね。