茄子の気持ち。

・帰省したときに父が栽培したナスを使って、わたしが麻婆茄子を作った。
挽肉と生姜とにんにくを炒め、そこに食べやすい大きさに切ったナスも加えて一緒に炒めて、火が通ったら焼き肉のタレとそこに少しのオイスターソース、料理酒と胡麻油などで適当に味付けをした簡単麻婆茄子。
ナスは小ぶりだけれど、美味しい。
そして今年の猛暑のせいなのかナスの中にはかなり小さな種がいっぱいできていたので「暑くても必死になって子孫を残そうとしているんだなーと思う」って晩ごはんのときに話したら、父が「みさほは人の心だけじゃなくてナスの気持ちもわかるんだな」と言った。

ナスの気持ち

ナスは言葉を発しないからわからないよ、、、ね。

でもたとえそれがナスでも、感じてあげることはできるかもしれない。
人の気持ちもわからないけれど、感じてあげようと心に寄り添うことはできるかもしれない。
そう。そうやって寄り添いたいと思って、ここまでやってきたことは事実だし。

わたしは父がわたしの生き方を見抜いてくれたような気がして、驚く。
寄り添ってくれているのは父のほうだ。

ナスさん暑さにたえてくれてありがとう。

・何もかもわかる、というおこがましい意識でいると、何かが破綻する気もする。
結婚生活も、恋も、日常も、何もわからないからこそ知りたい、という気持ちで生きてみようって、最近そう思えるようになった。
だとすると最初の結婚生活はおこがましさ満載だったのかな。
たぶん今よりも態度の大きい妻だったし、世間知らずだったし、生き方が不器用で精一杯だったんじゃないかな。

今のわたしは何もできない自分を、ちょっとだけ知っているもの。

・全部わかってあげようとか、全部わからないと不安とか、そんなことなくて。
できる限り寄り添ってみよう
とか
できる限り耳を傾けてみようとすると、愛する人との関係がやさしいものになるよね。
そのためにも自分の器を大きく見積もらないでいて。

できる限りって限りがあるから、がんばりすぎなくて程よくていい。

・今日のリーディングメッセージ（Woman of Crystals）