愛される「隙」のつくり方。
・どうせ私は愛されない、という鎧を着て生きていた時代がありました。
今もその鎧は薄い膜のように私に張り付いて、ときどき存在感を示すこともあるけれど。
昔のように拗ねて捻くれて可愛げのない私となることは、本当に減っていったと自分では思っています。
恋や愛、セックスを肯定できるようになり「どうせ愛されない」という呪縛が消えて、鎧まで溶けていったのですね。
素肌感は少し恥ずかしさを伴うけれど、でも鎧を着ていたときよりも生きやすいしなにより心が軽くなっています。
・先日、パートナーと一緒に「釣りバカ日誌」のシーズン1を観ました。
笑いがあって平和で、ときどき「合体♡」がある映画です。
そんな釣りバカ日誌シリーズの1をまだ観たことなかったよね?ということになり、土曜の晩ごはんを食べたあと2人で一緒に観ていたのですが、その中に出てくる主人公ハマちゃんの妻(みちこさん)役の石田えりさんがすごく魅力的で、魅力的な女性が大好きな私にとってはかなり衝撃を受けました。
※シリーズの途中でみちこさん役が変更になっています
みちこさんはハマちゃん(夫)を純粋に愛しているのもわかるし、合体することも素直に求めていて楽しそう!
それでいて、スーさん(ハマちゃんの会社の社長)にも心の壁をつくらずに、無邪気な魅力が溢れてる!
人の心を虜にできる人って、こんな人なんだろうな
隙がある感じが魅力的だな
あぁ、私もこんな人になりたい♡
そう思えるくらいに石田えりさん演じる(みちこさん)は、とても魅力的な女性だったのです。
・隙って一体、なぁに?
先日、LINEでご質問をいただきました。
なんと。私がちょうど隙のある女性について「きっと、こんな人だろうな」と思っていたときに、シンクロしたご質問をいただけるなんて。
ご質問をいただけて嬉しいです。
ありがとうございます♡
まず「隙」とはどういうものなのでしょうか?
すき
【透き・隙】
1.
互いの間に生ずるあき。
引き続く物事の間に起こる絶え間。ひま。[隙]
「仕事の―を見て伺います」
2.
[隙]
心身の充実を欠く(かに見える)たるみ。
「―に付け入る」
とありました。
さらに
【隙あり】とは
読み方:すきあり
動作の中につけこむ余地が見られるさま、攻撃を突くべき隙間のあるさま、などの意味で用いられる表現。
とのこと。
心と身体が満たされていないように見えるたるみ(緩み)があって、それによって誰かにつけ込まれてしまったり攻撃されてしまうかもしれないこと、なのですね。
なるほど、なるほど。
私の好きな笑うせぇるすまんの喪黒福造も
「この世は老いも若きも男も女も
心のさみしい人ばかり
そんな皆さんのココロのスキマをお埋め致します」
と言っているくらい、私たちは心に隙間がないようにしたいと思ってしまう生き物なのかもしれません。
私たちは一般的に
隙を見せることで他人から攻撃を受けてしまい、自分が辛くなってしまう…と
そう思ってしまっているところがあるのではないでしょうか。
・セクシャリティがひらいた状態で「隙」をつくろう
ただ、ずっと鎧を着て生きてきた私からすると、上記のような隙がない状態というのはまさに「鎧を着た状態」になります。
心を張りつめらせて
人との間に空間がないように詰めて詰めて
つけ込まれないように、攻撃されなように防御する
女性としての魅力を溢れさせるものかと、硬くて冷たい印象になりますよね。
だけど、セクシャリティや女性性溢れる女性って、このイメージとは真逆そのもの。
心に余裕があって
人との距離に隙間があることで自由に自分を表現できて
つけ込まれたり攻撃されることを心配するよりも
お互いに抱きしめて愛し合う方を選んでいきたい
隙があって無防備で、やわらかくて温かいイメージなのです。
・隙の作り方
なのでセクシャリティや女性性が溢れる世界では「隙」に対する怖さは必要ありません。
むしろ隙があることが自然なことで、その方が肌と肌で愛を感じられて安心して心も身体も絡ませあうことができるようになります。
ただ・・・
今まで鎧を着ていた場合
いきなり隙をつくることに怖さも出てしまいますよね。
それに鎧を着なければいけない理由もあったと思います。
子どもの頃に油断して心無い言葉を言われたりしたこと
そのままの言葉を伝えたら逆ギレされたり怒られたりしてしまったこと
良かれと思って行動したら無視されたこと
理由もなく突然嫌われたり仲間外れにされてしまったこと
性的なことで心や身体に深い傷を負ってしまったこと
(そのことを誰にも言えなかったこと。言っても受け入れてもらえなかったこと)
生まれたての赤ちゃんのときは鎧などなかったはずなのに
今まで生きてきた過程の中で
硬くて冷たい鎧を着なければ生きてこれなかった事実がある。
それくらいに
あなたも私も弱くて繊細でしたね。
なのでまずは、とても簡単な
「笑顔をみせるワーク」
で隙をつくる練習をしてみてください。
人に警戒心を持たないことは鎧を脱ぐことにもなりますし
わたし、無防備だよ
鎧なんて着てないよ
は、笑顔で表現することができるからです♡
にこり
にこにこ
もしくは、まだ人前で鎧を脱ぐことが怖かったら
まずは鏡で、自分に向けてでも大丈夫です。
わたしのことを攻撃しないでよと、しかめっ面をして鎧を着て防御するよりも。
無防備に笑顔を見せるだけで、やさしい愛が溢れていきます。
そして、心だけでなく身体の中にも隙を作っていきましょう。
生まれた時にはあった「愛を受け入れて吐き出す力」を思い出していきましょう。
スポンジになるワーク
このワークもとても簡単です。
胸に手を当てて
ゆっくりと息を吸って
ゆっくりと息を吐いて
鎧をつくらなければいけなかった出来事を
一つ一つ思い出していきましょう。
傷ついて涙を流した出来事を
胸の中に塊として集めていきましょう。
そうして
胸に当てている手の下で
一つの塊になったら
大きく息を吸って
ふーーーーーーーっと脱力しながら息を吐き出す
こんにゃくみたいに
身体をぐにゃっとさせて
全身の力を抜いて
今までの悲しみや苦しみ辛さを、一気に吐き出すのです。
ぐにゃり、ぺたん。
何度でもやってみて大丈夫です。
身体の中に詰まっていたものが少しでも無くなることで、小さな光が差し込んで「隙」ができていきます。
(最初からたくさんの隙を作ろうとしなくても大丈夫、大丈夫^^)
小さな隙間に差し込んだ光が、あなたを癒し始め、鎧を溶かしてくれるようになります。
じっくりと、やさしく
安心して愛されて
安心して愛することができるあなたが、もうここにはいます。
もっと自分らしく恋をしたい
もっと軽やかに愛したり、愛されたりしたい
そう願う方は、ぜひ「隙」を作ってみてくださいね。
観ていただくのが一番はやいかも?
隙ってこういうことね!がわかると思います。
(しかも面白いよ^^)
あなたの日々が
身も心もとろける愛で満たされますように。
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