他になにもいらないから。

・柑橘類が比較的すき。
子どもの頃は母が買ってきてくれたグレープフルーツにお砂糖をかけて食べていた。
最近のグレープフルーツはそんなことをしなくても甘くて瑞々しくて美味しいけれど、わたしが子どもの頃（昭和50〜60年代）って酸味が強くてお砂糖が必要だったと思う。
少し珍しくもあったんじゃないかな。
そして実家には祖父が植えた八朔の樹がある。お盆に帰ったときに見たらたくさんの実がなっていて、どうやら今年は成り年らしい。実家から送ってもらえるのを楽しみにしよう。
いつも送ってもらったら私一人でほとんど食べてしまう。

８月はまだ緑が濃くて青々としていたけれど、大きくなって黄色に色付くころは真冬です。
雪国新潟でも、写真には映り切らないくらい大きく育ってくれています。

・八朔を見上げている時、ちょうど父がいたので「他になんにもいらないから、わたしはこの八朔の樹がほしいなぁ」と言った。

・占星術を勉強して知ったことがある。
それは「８ハウス」という室が遺産とか相続とか深い繋がりや性的なことを意味するのだけれど、お金とかじゃなくて「想いを受け継ぐ」ということでも相続になるとわかった。
だから、わたしはおじいちゃんが植えてくれた八朔の樹を受け継ぎたいな。
本当は他にも葡萄・枇杷・柿・無花果も昔はあったけれど、もう切られてしまって残っていないのが残念だし、おじいちゃんがどんな想いで植えたのかはわからない。でも、何か思いがあって果物の樹を植えてくれていたのだとしたら。
おじいちゃんが植えて、お婿さんに来た父が見守った八朔の樹。
目には見えない何かしらの思いを１つでも受け継ぐことができたらいいなって、孫のわたしはそう思っている。

・今日のリーディングメッセージ（Tower）